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INTERVIEW 02

八十二銀行が長年培った
環境への取り組み
ノウハウ。
お客さまの脱炭素の
取り組みを加速させる
架け橋となっていく。

八十二銀行が長年培った
環境への取り組みノウハウ。
お客さまの脱炭素の取り組みを加速させる
架け橋となっていく。

株式会社八十二銀行 企画部 調査役 / 営業企画部 主任調査役
中林 武 様 / 吉江 直也 様
企業名:株式会社八十二銀行
業種:金融機関(地方銀行)

・経営理念
「健全経営を堅持し、もって地域社会の発展に寄与する」
・中期経営ビジョン2021
『「金融×非金融×リレーション」でお客さまと地域を支援する』  当行がお客さまのニーズや社会環境の変化に対応し、ビジネスモデルを変革していく姿を5つのテーマで示しています:
「ライフサポートビジネスの深化」/「総合金融サービス・機能の提供」
「経営の根幹としてのサステナビリティ」
「業務・組織のデジタル改革」/「成長とやりがいを支える人事改革」

長年培った環境への取り組みノウハウをもとに、
脱炭素への取り組みも実践し、ファイナンスだけでなく、
お客さまの脱炭素化に向けた取り組みを支援していく八十二銀行様に、
自行の脱炭素の取り組みや脱炭素化においてのお客さまの状況、
e-dashとの提携で生まれたシナジーなど、様々な視点でお伺いしてきました。

「脱炭素」について、八十二銀行様の考えや取り組みを教えてください。

脱炭素は、八十二銀行としても重要視しており、2021年4月の中期経営ビジョンにて、当行の温室効果ガス排出量を2023年度「ネット・ゼロ」、2030年度「2013年度比60%削減」の長期目標を設定しました。2020年度の実績については31%の削減となっております。
八十二銀行の店舗・寮・社宅などの新築・改修などの際、環境に配慮した設備投資にも注力しており、2021年10月に新築した佐久市の岩村田支店はZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)店舗となっております。今後も老朽化した店舗の新築・改修についてもZEB店舗化を検討していきます。八十二銀行は、2021年9月に環境省が脱炭素に向けた企業活動の変化を促進する「金融機関向けポートフォリオカーボン分析パイロット支援事業」の支援対象として採択されており、本事業で獲得した知見を活用して、お客さまの脱炭素支援にもつなげていきたいと考えております。

「脱炭素」に向けて取り組むにあたり、課題があればお聞かせください。

ひとつは行員への浸透です。
長年、環境への取り組みには力を入れてきましたが、脱炭素化という観点では、まだまだ周知が至っていない状況ですので、今後そのあたりに力を入れていかなければとならないと思っています。

次にコストです。
太陽光発電の設置、ZEB店舗、LED化だけでは脱炭素化は困難であり、再エネ由来の電気の購入を検討しておりますが、現状の価格はまだ高いと感じてます。
また、お客さまの支援において、気候変動対応は専門領域であるため、当行単独では支援できないケースが多いことが課題と感じております。温室効果ガス排出量の測定、集計に係るサービスを展開する外部企業との連携を通じ、お客さまの支援に関する体制を整備していきたいと考えています。
合わせて、リスク管理の観点からは、リスク・シナリオの高度化(対象範囲拡大・シナリオ分析の精緻化)、気候変動リスクに関するデータ収集の効率化・高度化、定量化ロジックの高度化を今後どう進めていくのか検討している状況です。
上記課題において、e-dashが有する知見も貸していただけるとありがたく思っています。

e-dashと今回提携するに至った背景や、決め手を教えてください。

中小・中堅企業に該当するお客さまにおいては、脱炭素化について関心は高いものの、どのように取り組めばよいか分からない先が少なくないと感じます。また、取り組み方法以前にそもそも自社の活動において温室効果ガスをどの程度排出しているのか分からないというのが実態だと思います。e-dashとの提携により、e-dashをこの様な課題のあるお客さまにご提案していくことで、中小・中堅企業における脱炭素の取り組みを促進し、更にはサプライチェーンにおけるお客さまのポジションを高めることに繋がると考えました。e-dashは月額1万円~であり、中小企業様でも大きなコスト負担なく導入できることが魅力であり、サポートについても充実していることで、安心感を持っています。

e-dashと今後どのような取り組みをしていきたいですか?

地域金融機関として本業であるファイナンス等を通じ、お客さまの脱炭素化に向けた取組みを支援していくことが求められています。サステナビリティ・リンク・ローン、ポジティブ・インパクト・ファイナンスや当行独自のサステナビリティ関連ローンとともに、e-dashをご提案していきたいと思います。
あとは、e-dashに蓄積されたデータが、企業価値の可視化にもつながると、企業のサスティナビリティ活動の加速につながるのではないかと考えていますので、今後、様々なことを議論していきたいと思います。

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