INTERVIEW 03
脱炭素への影響力の
大小は関係ない。
真摯に向き合い、
前に進むことが、
企業価値向上につながる。
脱炭素への影響力の大小は関係ない。
真摯に向き合い、前に進むことが、
企業価値向上につながる。
田中 竜介 様 / 亀山 祐太朗 様


業種:食品製造・小売
直営店のパン製造販売業務、各店への商品供給、新商品の開発
脱炭素という取り組みにおいて、
食品製造・小売業という、あまり馴染みのない業種ながらも、
e-dashを導入し、脱炭素への取り組みをはじめている
株式会社オールハーツ・カンパニー様に、
その背景と想い、e-dashの評価と今後期待することをお伺いしてきました。
「脱炭素」について、貴社の考えや取り組みを聞かせてください。

ウェディングケーキモデルに代表されるように、わたしたちの経済活動をはじめとするあらゆる活動は、自然環境によって支えられています。住み続けられる地球環境を持続するために、地球温暖化問題に取り組むことは当社にとっても重要な課題と位置付けており、マテリアリティの一つとしております。ただ食品製造・小売業という業種では、大きく脱炭素に影響を与えられないということは感じており、また具体的に何ができるのかという点においても不透明な状況ではあります。だからといって、何もアクションをしないのではなく、一歩ずつでも前に進んでいくことが重要であると思っており、企業にとっても働く社員にとっても、そして社会においても、それが価値あるものになると信じています。そこで、まずは自社がどのくらいの温室効果ガスを排出しているかの可視化をすることからはじめることにし、e-dashと出会うことになったのです。
「脱炭素」に向けて取り組むにあたり、貴社や業種として感じる課題があればお聞かせください。

ひとつは、社内への浸透です。
今年度の期初に新たに企業理念と行動指針(価値観)を設定しました。この当社の存在意義である理念に基づき、目指すべきSDGsの方針についてディスカッションを重ね、取り組むべき重要課題の一つとして温室効果ガスの削減を目標として設定しました。
企業理念や行動指針(価値観)の浸透と同じく、我々はなぜ脱炭素(他のSDGs目標も含めて)を目指しているのか?ということが従業員のひとりひとりに浸透し、働くことの意義に繋げることができるか、この価値観を一貫性を持って浸透させることが目下の課題であり、この一貫性こそが企業の強さに直結すると考えています。
次に、コストと独自性です。
今はまだ温室効果ガス排出量の可視化を進めている段階で、具体的な削減の取り組み目標(具体的な数値)や手段まで進められていない状況ですが、脱炭素の取り組みはコストアップにつながる印象があります。いかにコストアップにならないようにドライブしていけるか、事業自体も持続可能であり続ける必要があるので、脱炭素の取り組みにおいてコストバランスはとても重要だと考えています。また、企業価値向上のため、社内のインナーモチベーション向上のため、当社としての独自性も検討していかなければならないと考えています。
e-dashを導入してみようと思ったきっかけや決め手を教えてください。

SDGsの取り組みをはじめてから、様々な取り組み、目標達成を目指す中、電気・ガス使用量のCO2削減の取り組みに着手しようと考えました。第一歩として可視化を検討するにあたり、社内でできるか、外部コンサルタントに相談するかを模索している中、e-dashがトライアルを行うというお話をいただいたので、トライアルにいたりました。実際に利用してみて、プロダクトとしてはUIもすっきりしており、わかりやすく、手間も最大限に削減されているところが魅力でした。しかし、それだけではトライアル期間後の継続利用にはいたらなかったと思います。e-dashの最大の魅力は脱炭素の取り組みにおいて、プロダクト提供だけでなく、パートナーとして併走してくれるところだと感じています。脱炭素の取り組みを価値あるものにするため、このパートナーという視点は重要で、点の活動ではなく線の活動として取り組みたい当社としては、e-dashのパートナーとしての存在はかなり大きく、今後も当社の取り組みを支えていただきたいと思っています。
e-dashに今後期待することをお聞かせください。

世の中の状況に合わせたプロダクトのアップデートはもちろんですが、すべてが手探りの当社にとってe-dashのコンサルティングには大いに期待しています。三井物産様が長年培ってきたエネルギー事業での知見とノウハウ、e-dashとしてのカーボンニュートラルへの想いは、当社の取り組みを大きく加速してくれると信じています。