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中央化工機株式会社

従業員一人ひとりの「魂」が宿った本質的な脱炭素取り組みを。中央化工機がSBT認定取得の先に見据える未来

2024.08.20

  • 導入企業

  • 製造

  • CO2の削減目標設定・開示

  • CO2の可視化

  • 〜99人

  • 非上場

  • SHARE

    中央化工機株式会社 セールスエンジニアリング部 研究開発課 課長 鬼頭孝嘉 様  総務・品質保証部 総務課 経理課  課長 平安山俊 様 

    パリ協定が求める水準(※1)と整合した企業の温室効果ガス排出削減目標であるSBT(Science Based Targets)。

    愛知県豊明市に本社・工場がある中央化工機は、e-dashの支援で「中小企業版SBT認定」を取得しました。中央化工機は振動エネルギーを活用した粉砕機、乾燥機のパイオニアとして国内でトップシェアを誇る企業です。半導体やバッテリー、意外なところではお茶の粉末まで、様々な製品が作られる過程で同社が製造した機械が使われています。豊明市は戦国時代に織田信長が飛躍したきっかけとなった桶狭間の戦いの古戦場がある街で、中央化工機も高い技術力を生かして好業績が続いています。

    今回は太陽光発電や気密性が高い窓ガラスなど最新の環境対策が施された新しい本社・工場を実際に訪ね、SBT認定を取得した狙い、「e-dash」導入を決めた理由などについてご担当者お2人にお話を伺いました。

    ※1:パリ協定では「世界的な平均気温上昇を産業革命以前に比べて2℃より十分低く保つとともに、1.5℃に抑える努力を追求する」ことを掲げている

    中央化工機の本社・工場(愛知県豊明市)

    目次

    海外展開を見据えSBT認定を取得。e-dashの支援で手続きも簡単に

    ━━SBT認定を取得しようと考えたきっかけを教えてください。

    鬼頭様(以下、鬼頭):e-dash主催のセミナーや他の勉強会で、中小企業版SBT認定のことを知り、興味を持ったのがきっかけです。すでに当社は「e-dash」を利用してCO2排出量の「見える化」ができていたので、ひょっとしたら取得できるかもしれないと考え、e-dashさんに相談しました。脱炭素にしっかり取り組んでいることを対外的に示すにあたってSBTは世界に通用する認定なので、取得できれば企業としての評価につながると考えたんです。

    鬼頭様

    平安山様(以下、平安山):当社は2023年にベトナム法人を設立しましたが、今後さらなるグローバル展開を検討してます。こうした中長期的な事業計画も取得を後押ししました。

    鬼頭:e-dashさんの支援を受けて取得が実現したのですが「手続きも分かりやすく丁寧に寄り添っていただけた」というのが実感です。当社はe-dashさんの指示で必要な書類を準備しただけで、そこから先の英語の申請書類の作成・申請手続きなどは全て代行していただき、終始スムーズに進みました。

    また、認定取得後、e-dashさんに「社内に向けてSBT認定の取得の意義を説明するのを手伝ってほしい」とご相談したところ、社内説明用のオリジナルの資料を作成していただきました。当社の様々な要望まで盛り込んでもらい、とても分かりやすい資料に仕上がり社内の評判も上々でした。

    e-dashが作成をご支援した中央化工機様の社内説明向け資料

    e-dashが作成をご支援した中央化工機様の社内説明向け資料の一部ページ

    SBT認定取得の反響に手応え。学生からの問い合わせも

    平安山様

    ━━SBT認定を取得したことへの反応はいかがですか。

    鬼頭:さっそくお客様から「SBT認定取得したんですね、すごいですね 」と声をかけられました。

    平安山:昨日、採用面接で学生からもSBT認定の取得について聞かれたばかりです。また先日、アメリカにある世界トップクラスの大学で学んでいる学生からも「御社の環境への取り組みを見た。ぜひインターンシップをさせてほしい」という問い合わせをいただき、取得したことによる手応えを感じています。

    鬼頭:会社のホームページではまだ認定取得の旨を発信していないので、学生たちはSBTの公式サイトなどを訪れて、当社の名前を見つけてくださったのだと思います。環境への取り組みはちゃんと見られていると思いました。世界におけるSBTの影響力の大きさも実感しています。

    平安山:これからどんどん海外展開を進めてしていく中で、取得しておいてよかったと感じる場面が増えてくると思います。

    また2023年3月には、SBT認定の取得を含めた一連の脱炭素取り組みが評価され、経済産業省の中小企業庁による「はばたく中小企業・小規模事業者300社 人への投資・環境整備部門」にも選ばれました。

    導入の決め手は、「見える化」から先のイメージがつきやすかったこと

    ━━すでにCO2排出量の「見える化」ができていたこともSBT認定の取得を後押ししたとのことでしたが、「e-dash」を導入された経緯は。

    鬼頭:お客様の声があったからです。もともと脱炭素については「何かしなくてはいけない」という意識は持っていたのですが、その手立てがよくわかっていませんでした。そんな中で、お客様から「何か取り組みをしていますか」と聞かれたり、ヨーロッパの企業との取引で今後はCO2排出量の開示・削減が必要になってくるという話を聞いた営業担当者から私のところへ問い合わせがあったりしました。

    平安山:お客様の声に加えて、採用面接でも環境問題への意識が高い学生が多く、何かやらなくてはいけない、やることのメリットが大きいのでは、と考えるようにもなりました。また最近では学校でも授業の中で環境問題やSDGsを学ぶので、従業員が子どもから働いている会社の環境への取り組みを聞かれているという話もよく聞いていました。

    鬼頭:そんなとき、取引がある豊田信用金庫さんから「こんなサービスがありますよ」と「e-dash」を紹介してもらいました。当社の目的に合致したサービスで、「これだ!」と感じました。

    平安山:他のサービスとも比較する中で、「見える化」の先のイメージがつけやすかった点も導入の決め手になりました。CO2排出量を単に算出するだけでは意味がないと感じていたところ、「まずは『見える化』しましょう、そのデータを元に次のステージで削減方法を一緒に考えましょう」という説明が分かりやすく、心強く感じました。

    鬼頭:実際に使ってみて、棒グラフで月ごとのCO2排出量の変化が一目でわかる点など、データが見やすいと感じています。「見える化」は大事だと改めて思います。

    平安山:何よりも、「e-dash」の導入の後、「子どもから会社の環境への取り組みを聞かれた際に自信を持って答えられた」という社員の声を聞いて、本当によかったと感じました。

    脱炭素を社内のカルチャーにしていきたい

    ━━貴社はScope 1・2の排出量を、2030年までに2022年対比で42%削減するSBTの水準に沿った削減目標を掲げています。今後の脱炭素取り組みの展望を教えてください。

    鬼頭:排出削減に向けて、新事務所の省エネ化、太陽光発電設備の導入、社用車のハイブリット化などを進めています。今後、「e-dash」を活用し、これらの施策の効果検証を進めていきたいと思います。

    また、自社の排出量に対する削減取り組みではありませんが、現在名古屋工業大学さんと産学連携で、CO2排出量が少ない次世代型振動乾燥機の開発を進めています。完成すれば、お客様のCO2排出量の削減に寄与することができ、当社としても大きなアピールポイントになると考えています。

    平安山:また現在、従業員の間で社の理念や価値を共有するインナーブランディングの取り組みを行なっており、その中に環境対策を組み込んでいこうと考えているところです。いくら形として脱炭素を進めていっても、社員一人一人が取り組む意義に腹落ちしなければ取り組みや発信に魂が宿らない。それでは、本質的な取り組みとは言えません。脱炭素を社内のカルチャーにしていきたいと思っています。

    鬼頭:脱炭素への取り組みを表面的ではなく、社内全体に浸透させていくのは難しいとも感じていますが、「見える化」したデータをもとに、社員が一つの方向を向いていけるよう引っ張っていくのが私たちの役割と考えています。一人ひとりの従業員が環境問題を「会社のこと」としてだけではなく「自分のこと」として捉えられるようになること、それが理想です。

    脱炭素の取り組みの原点は、子どもたちに良い未来を残したいという思い

    取材に応じる平安山様、鬼頭様

    ━━こうしてお話をお伺いして、お2人の環境問題への熱い思いを感じます。

    鬼頭:下の子どもが小学生なのですが、子どもたちが成長したときの世界が今よりももっとひどくなってしまうかもしれない、そんな未来にしてはいけない、という思いが原点にあります。今の世界を作っている大人たちが子どもたちに良い未来を残さないといけないと考えています。

    平安山:私たちの会社も26年後に創業100年を迎えます。その100周年に向けて次の世代にしっかりバトンを渡さなくてはいけません。脱炭素の取り組みや今回のSBT認定の取得をさらなる成長へのステップにしていきたいです。

    中央化工機株式会社
    所在地:〒470-1112 愛知県豊明市新田町中ノ割3番地
    事業内容:粉体用振動粉砕機・振動乾燥機、醸造醗酵装置、蒸留回収装置、各種化学装置、設計・製作·施工
    URL:https://www.chuokakohki.co.jp/index.html

    企業情報

    会社名

    中央化工機株式会社

    所在地

    〒470-1112 愛知県豊明市新田町中ノ割3番地

    業界

    • 製造

    事業内容

    粉体用振動粉砕機・振動乾燥機、醸造醗酵装置、蒸留回収装置、各種化学装置、設計・製作·施工

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    成長は、削減しない。

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